2020-07-06

7月の星模様

昨日、午後1時36分 やぎ座の満月を迎え、3回続いた最後の食 月食がありました。日本からは見えないですけど。

私の中で、星読み技術に大きな変化がありました。

私は占星術師とは違い、星のエネルギーを読む人です。宇宙に存在する星のエネルギーが地球にどう降り注いでいるかを読むのが私のスタイル。

占星術の基本に沿って、読んでいくと、これは違うなということがいろいろ出てきて、だんだんと私のスタイルの星読みが確立されてきました。

最近、不思議だったのは、満月の星座が太陽星座となぜ反対なのか。。。ということ。(科学的にとか天文学的にとか占星学的にではなく、魔女的に)魔女は、新月のお祝いはしませんが、満月のお祝いはします。各満月にはそれぞれ違う名前がついていて、違うエネルギーを持つとされています。魔女は伝統的に満月の星座はそんなに気にしていません。

太陽の星座と新月の星座は、基本同じなんです。今月は、7月21日の新月は2回目のかに座の新月というイレギュラーなのですが、次の8月19日がしし座の新月。太陽は7月22日からしし座に入ります。

太陽のまわりを惑星が回り、(地球も太陽のまわりを他の惑星たちと同様に回っていますが、それぞれの惑星の回る周期は違います)各惑星の存在は、太陽の光が反射して地球にいる私達が見ることができます。(惑星自身が光っているわけではありません)月は、太陽のまわりではなく、地球のまわりを回っているので、他の惑星とはちょっと違います。

なので、私達は太陽を中心に生きていることは間違いなく、毎月は、太陽が入る星座のエネルギー月間となると思います。たとえば、今は、かに座月間。太陽は、かに座なエネルギーを惑星に降り注いているということ。地球全体や私達のまわりや外側はこのエネルギーで満たされていくわけです。

その中で、私達の内面は、月とともにあります。新月から満月、満月から次の新月と約28日間の周期で私達の内面のエネルギーはあるわけです。月は基本、1ヶ月で12星座を一周します。一つの星座に2−3日滞在します。なので、毎月、私達の内面は12種類のエネルギーを一周するわけです。それだけ、私達の内面は、どんどん変化していくということです。いろいろなことを感じ、いろいろなことを思いながら暮らしているということ。

満月は、太陽の光を100%浴びてる姿を私達にまんまるの形で見せます。地球で太陽の光を遮ってないってこと。で、この満月の輝きは、かに座と正反対であるやぎ座のエネルギーを発しているのですが、満月がやぎ座だってことはそんなに大事なことじゃないと思うんですよね。。。魔女の伝統には、満月が何座ってことは意識しません。各月の満月には名前があって、テーマがありますから、そのエネルギーだってことだと思うのです。満月の光は、結局は太陽の光で、月が光っているわけではありませんから、幻の光と言っていいでしょう。かに座の光を浴びると、正反対のやぎ座の幻の光を発するのはわかる気がします。満月のときは、奇妙な行動を取る人が多いとデータがあるように、人々が幻創に囚われる日でもあるわけです。

魔女学としては、7月の満月は、ワート・ムーンと呼ばれます。ワートは、アングロサクソン語で、意味はハーブ。最初の収穫を意味します。花が咲き、実がなり、ハーブの成長が最大限になるのがこの時期。ハーブの香りが風に乗り、ハーブをカットすることが多いのもこの時期。ワート・ムーンのエネルギーは、個人的な収穫のスタートも意味します。これまで学んだことを集めて整理して私達のスピリチュアルライフと魔法に活かしていくのです。7月はドリームワーク月間。サイキック力も構築されるときです。占いや予知がしやすいとき。

というエネルギーが満月のエネルギーなのです。

7月のエネルギーは?

 

太陽はかに座のエネルギーで、7月22日から、しし座のエネルギーになります。

たくさんの天体が逆行中です。7月7日からセレスがレトロ。11日はカイロンがレトロ。でも、6月に金星がレトロを終えたし、7月12日には水星がレトロを終えます。あんまり、各星のレトロは気にしなくていいですが、1年の中でレトロが集中する時期は必ずあって、どのみち、もう収穫期に入っていますから、種植えするような新しいことのスタートは、春まで待つのがいいです。これから春までに、しっかり準備して万全の状態を作っておくこと、それが大切です。小さいスタートは、毎月の新月にスタートしてOKですが。

コロナが起こったことで、誰しもの人生も大きな変化や調整が必要とされています。これまでは、どうしていいかわからないと立ち往生したような状態だったと思いますが、火星がおひつじ座に入り、しかも、レトロ期間が入るのでいつもより長く滞在して、これから、どんな風に生きていくかについて、やる気、励まし、勇気のエネルギーを与え続けてくれます。

食が伴う月のエネルギー、もう何年も何度も経験してきまして、ここで一つの結論に至ろうかと思ってます。食を伴う月のエネルギーは、月のエネルギーが倍増するのではなく、減少するんだと思います。

日食は、太陽が遮られるわけですが、太陽のパワーが減少するのです。見上げる太陽がだんだんと暗くなり、金環日食の場合は、完全に太陽が隠されて、昼なのに暗くなるわけです。このとき、私達は何を感じるか?これが日食のパワーです。

  • なにか不吉なことが起こるのではないか?=恐怖を感じ、もっと真面目に生きようと思う
  • 太陽がないとこんなに暗いんだ=太陽への感謝が増す

みたいなことを、それぞれが感じます。これこそが、日食のエネルギー。太陽の偉大さを改めて感じる日。

月食は、満月が遮られるますので、満月のパワーが減少する日。いつもの満月の幻創が少ない日。

なので、食がある月のときは、大々的な新月や満月のリチュアルをせず、満月のパワーをチャージしたりはせず、静かに過ごすのがいいかなと思います。

というわけで、引き続き、太陽は7月22日までかに座なので、家族や家庭、おうちを大事にする月間でございます。7月22日から太陽がしし座に入ったら、火星がおひつじ座というやる気強化モードに入っていますから、リーダーシップを発揮するやる気のしし座とともに、火のパワーを炸裂させて、アクティブにたくさん遊ぶのがオススメです。魔女的四季の流れで言うと、もう、花は咲き乱れ、あとは実がなるのを待って収穫するだけで、仕事は終わってるわけです。収穫期の前に、太陽の光の下でたくさん遊ぶことが7月8月のテーマです。9月以降は本格的な収穫期に入っていきますから。MHアカデミーでは、オーシャンマジックを楽しんでいきますから、7月8月は思いっきり外で楽しんでいきます!