2011-07-30

好転反応について

よく、好転反応という言葉を見かけます。そして、生徒さんからも好転反応はあるのですか?とよく聞かれます。

好転反応とは、まさに文字通り、嫌な症状だけど、自分としてはなんか気持ちいいもののはずです。

例えば、哀しみを開放するとき、好転反応として号泣することがあったとします。このとき、気持ちは大泣きしてるんだけど、「前からこうやって大声で泣きたかったのよ~」と思いながら泣いているはずです。これが開放するための反応で、好転反応なのです。

私は、身体的な不快は好転反応とは考えていません。

頭痛、吐き気など身体的な不快感がエネルギーワークの場合で起こる場合は、完全なるグラウンディング不足です。

グラウンディングが足りないと、頭痛、吐き気、ふらつきなどが起こります。


しかし、これがアロマテラピーの場合は、また違ってきます。アロマテラピーは、自然抽出した化学物質でできています。(化学物質は人工的に作ったものだけを指すのではありません)なので、きちんと科学的に化学式もあり、その効能なども立証されています。なので、湿疹、頭痛、めまい、ふらつきなど身体的に現れる症状は、立派な疾病であり、現代社会では好転反応とは呼べないと私は思います。

例えば、フラワーレメディ。これで好転反応が出たとしたら、これは疾病ではなく好転反応です。なぜなら、フラワーレメディーの科学的成分は、単なる水で、科学的に立証できる有害物質は何一つ含まれていません。

一方、アロマテラピーは、原因となる化学物質が含まれている可能性があります。さらにアロマテラピーの場合は、薬学知識のない人(薬剤師あるいは医師以外の人)が、様々に調合しますので、湿疹が出たのだとしたらそれは好転反応ではなく、立派な中毒反応なのです。

さらに、湿疹が消えても、体内にはまだその化学物質が残っているため、使用を続けていけば、体内のその化学物質の量が増していきますので、症状がひどくなっていきます。化学物質過敏症と病名がつくかもしれません。

直ちに病院へ行きましょう。そして、先生からしばらく使用を控えるように言われるでしょう。時間が経てば、やがてその物質が体内から完全に排出されるでしょうから、そうなれば、以前より症状がひどくなることはありませんが、症状が出る体質が変化したかどうかはわかりません。今は、自分の体が、どの化学物質と反応するかのアレルギーテストが細かくできるようです。

特に、ヒーラーなら、好転反応という理由付けをするのをやめる努力が必要だと私は個人的に思っています。好転反応が出ないような、マイルドで負担の少ないワークを選んであげるのがヒーラーの務めだと私は思います。

単純に、「良くなるために、今は辛い思いをする」必要はなく、スピリチュアルの世界では、今この時、この瞬間を最高に幸せに過ごすことがすべてです。こうすれば、一秒ずつ積み重なった過去は幸せと呼べるでしょうし、次の1秒もおおよそ幸せなはずです。今を我慢して、遠い未来のいつかに幸せになれるとがんばるのはスピリチュアルの世界ではないように思います。次の1秒の幸せのために起こる号泣などの好転反応は、先に述べたとおり、たとえ泣いていたって、泣きたかった思いが果たせて幸せなわけです。。。深いですね!

—–