2014-11-20

感銘を受けた本

フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質”を高める秘訣~/大和書房
¥1,512
Amazon.co.jp


この本を購入して読んでいます。アマゾンのHPでふと見かけた本です。
著者がフランスへホームステイした際に見て学んだフランス人の知恵を紹介している本で、食を大切にすること、自分のスタイルを大切にすることなどが書かれています。

最近、更年期を向かえ、47歳になった私は、自分のスタイルについて、よく考えることが多くなりました。気持ちは20代のときと変わらず、まだまだ自分は若いし、私は老いない!(少なからず精神は)と思っていたのですが、年を重ねた時期の素敵さ、その素敵さを引き立たせる生き方について考え始めました。若いというのは素晴らしいことですけど、人生には時期があると思うのです。子どもの時代、若者の時代、熟成された時代と。。。これは、女神も3つの顔があると言われていて、処女時代、子どもを産む時代、熟成時代と女性は3つの時期があるというもの。更年期は、子どもを生む時代の終わりからということになります。この事実を素直に受け入れられずにいたのですが、いろいろ学んでみると、悪くないなと。。。

特に、この本にある食についての考え方は、今の私にとてもレゾナンスします。若いころのようにたくさん食べたいとも思わなくなり、美味しいものを適量食べたいなと感じる今日このごろ。しかし、仕事も主婦業も忙しいので、あまり好きではない料理は一番のおざなりに。。。栄養と健康面だけ考えておけば、いかに手軽に適当に済ませるられるかを課題にしていたのですが、この本を読んで、このフランス人のようにしたいと思い、ここ数日、いつもより時間をかけ、丁寧に料理を作っているしだいです。(すぐ感化される!でもポジティブなことは即実行!)

そして、服装についても、自分の良さを最大限に表現するスタイル・・・に目からウロコでした。実は、ちょくちょくそれは感じていて。自分の好きな服、着たい服を選んでいましたけど、しばしば、自分の首から上と合わないなと感じていたんです。それでも、別に今更、恋愛するわけでもないし、誰もそんなに私に関心があるわけでもないだろうから、自分が気分が良ければいいかなと。しかし、見た感じで、言葉なしに、自分を他者に伝えるということは、実はとても大切なんではないかなと。。。若く見られたいとか、若々しくいたいから、あえてそういう服装を選んでいましたけど、熟女っていうんでしょうか、熟成期に達した女性の魅力が美しく表されることは悪いことじゃないんじゃないかなと思い始めています。

俳優の高倉健さんが亡くなりましたよね。私の世代にとっては、俳優界のトップとして存じあげてきました。亡くなってみて、様々な方に丁寧にお手紙を差し上げてたという話を聞いて、感動しています。若いころからなさってたのかもしれないですけど、それこそ、熟成期の人がこういう行動を大切にしたとしたら、それは大変美しいことなのでは?と感じています。

素敵な「マダム」を目指していこうと思っている今日このごろです。—–