2011-10-30

ヒーラーは好転反応についてきちんと説明できなければいけない!

ヒーリングワークでは、ワークをした後に、好転反応と呼ばれるものが起こる場合があります。しかし、これについて、「好転反応ですね」「浄化作用ですね」と、この一言だけで済ませるのは、セラピスト(以下、ヒーラー=セラピストという意味)としては失格です。

 

私は、そもそも好転反応という言葉が嫌いですが、体裁のいい言い訳のように思います。

 

これらの反応について、なぜ起こっているのかをきちんと説明する必要があるのです。

 

私の認識では、一時的で、時間にして最長1日で、自然と回復するものであること。

排便、排尿の促進、排便が多少ゆるくなる、吹き出物が1個とか2個できる、頭痛が少しする、胃もたれやムカつきがするなど、この程度のことで、普段でも体調が万全ではないときに起こったことがあって、薬を飲まないで治る、1回市販薬を飲んで治る程度で、次の日には治っているものが好転反応です。

 

にきびのような吹き出物は1日では治りませんが、誰でも経験がある程度のものであること。

 

排便は、水のような下痢だったり、お腹がずっと痛くて何度も続くものではないこと。排便前に、お腹が痛くなって、排便したら治る、そして水のような下痢ではないものは、浄化作用による一時的なものでしょう。

 

好転反応とは、呼ばないものは、グラウンディング不足より起こる症状です。

グラウンディング不足だと、頭痛、ふらつき、めまい、物事に集中できない、眠気などがあります。

特に眠気は、グラウンディング不足の代表的な症状です。

 

このような場合は、すぐにグラウンディングのワークをする必要があります。

グラウンディング不足は、よく起こることですが、放っておくことができないことで、すぐに対処する必要がありますし、初心者の場合は、数日すべてのワークをお休みする方がいいでしょう。

これは、へそから上のエネルギーが活性し、へそから下のエネルギーが弱い場合に起こります。

 

どんなワークだろうとも、発疹ができた場合は、これは好転反応ではありません。すぐに病院に行きましょう。そもそも、発疹ができる要因があり、ヒーリングワークがきっかけになったのかもしれませんが、(医学的に言えば、精神的作用がきっかけという意味)傷病には間違いありませんから、すぐに病院へ行きます。

特にアロマテラピーの場合は、化学物質の刺激によるものです。オーガニックでも完全天然でも、アロマオイルには、化学物質が入っています。誤解している人が多いですが、化学物質は、人工的に作ったものを指すわけではなく、それ自体は、自然界にあるものなのです。すべてのアロマオイルには化学物質が入っています。それがアロマ効果を出すわけです。よい効果もありますが、影響がある効果もありますから、過信せずに、病院へ行きましょう。

 

エネルギーワークは、医学的あるいは科学的にはプラスのものは何もないし、マイナスのものも何もありませんから、本来、好転反応の要因にはなりません。そもそも、その症状の要因を持っていたということで、なんらかのきっかけで表面化したということです。そのきっかけがヒーリングワークだったのかもしれませんし、そうでないかもしれないというのが、科学的な見解だと思います。

 

ヒーラーは、なぜその好転反応が起こったのかをきちんと説明できる必要があり、浄化作用についても、どうしてそのような作用が出たのかを説明できなくてはなりません。

 

また、ヒーラーが「心配する必要はありませんよ」ということは禁忌だと私は思います。これが判断できるのは医師のみです。きちんと説明をして、心配なようなら病院に行くこと、1日以上症状が続くようなら病院に行くことをアドバイスしなくてはなりません。

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