2015-02-03

現代の魔術、魔女について

日本語で、魔術、魔女と書くと、どうもネガティブな印象を感じるのは私だけでしょうか???(笑)

なぜかというと、魔術や魔女は、一般的には、あまりよろしくないものとして、映画、小説、おとぎ話に登場するからです。これは、世界の歴史において魔女狩りと呼ばれる出来事があったせいかもしれません。

残念ながら、日本には「現代の魔術や魔女」に関しての有用な書籍や資料はほとんどありません。でも、海外にはたくさん書籍があります。amazonなどでも見つけることができますが、Llewellynという出版社が主流な”現代魔術”に関する本を積極的に出版しています。

https://www.llewellyn.com/

そもそも、魔術や魔女の歴史は古く、各地域に根ざした伝統文化が基板になっています。よって、地域により様々な習慣が見られ、地域宗教と呼べるものもたくさんあります。ある地域の伝統としては、魔女はなりたいものがなれるものではなく、その役割を担う運命を持って生まれたものだけがなることができる・・・という概念もあります。こうした概念は、伝統文化の中にはたくさんあり、それが現代において様々な新しい解釈と概念によって進化をしてきていて、伝統文化継承者の目から見れば、批判的あるいは否定的に見られる場合もあります。

現代魔術とは、意図することです。意図してエネルギーを引き寄せることです。その際、女神や神々や妖精などのガイドを引き寄せます。魔術とは、地球に根ざしたナチュラルワークなので、天使やアセンデットマスターを呼ぶことはあまり見られません。魔術では、エネルギーやガイドを引き寄せるときに、敬意を示す意味で様々なお供え物をします。キャンドル、精油、クリスタルなどを使います。地球に根ざしたナチュラルワークなので、特に、地、水、火、風の4つのエレメントに敬意を示しますので、地=クリスタル、水=精油、火=キャンドル、風=香りや煙の4つの象徴をアイテムとして使い、敬意を示すわけです。もちろん、これらのものがないと意図できないわけではありません。このようなアイテムを揃える労力とでもいいましょうか、敬意を示すための一生懸命さとでもいいましょうか、これらの行動が意図を強め、意識を高めていきます。

現代魔女とは、地球に根ざしたナチュラルワークを人生の中に取り入れている人を言います。

伝統魔術や魔女は、WiccaやPaganと呼ぶ場合が多いかと思います。何がWiccaで何がPaganかとは、現在でも論議が続いており、定義化することは大変難しいでしょう。それぞれ、宗派のような伝統、習慣、しきたりがあります。よって、違うグループのやっていることを見るとこっけいに見えることも多々あるでしょうし、批判と否定は現在も継続しています。

そもそも魔術や魔女の世界は、一人で行うことではなく、何人かのグループで行うものでした。

そこに、一人でも魔術や魔女として行動していく人たちを定義化したのは、スコット・カニングハムという人でした。この方が著書の中で、一人で活動する魔女をsolitary witchと名づけたのです。solitaryとは「単独の」という意味、witchは「魔女」という意味です。

以後、欧米では、solitary witchが広く受け入れられ、個々に地球のエネルギーとつながり、地球と根ざしたナチュラルワークを生活に取り入れて暮らしていく人が増えました。ハーブ、クリスタル、精油、お香、キャンドルなどのアイテムを衣食住に様々取り入れて楽しく暮らしていく術です。

これらに関する書籍は、前述したLlewellyで続々と新刊が出ています。

残念ながら、日本語で現代魔術や現代魔女について学ぶことはできません。日本語化されているものは、古い情報だったり、ごく一部だったりするので、現代魔術と現代魔女については、英語でこれらのたくさんの書籍を読むことができ、ウェブサイトなどを読むことのできる人にしかわかりません。

現代は、Kindleの発展により、日本にいても、いつでもこれらの本を読みたいだけ読めるようになりました。魔術や魔女の知識やスキルを私は一語たりとも日本語で学んだことはありません。すべて英語で学びました。たまたま、私は英語も日本語もできます。だから私はそれが可能ですが、英語で本を読んで理解できない日本人は知ることができない・・・私は常にこれを不公平に感じていて、私が英語で学んだことを惜しみなく、日本人の皆様にお伝えするためにミラクルヒーリングアカデミーを運営しています。実は、これは前職のフラのジャーナリストとしての活動でも共通でした。英語ができないことで、本当のフラを理解するチャンスが持てない・・・こんな不公平はないと英語で得た全ての情報を日本語にして皆様にお伝えする役目をしてきたわけです。

さらには、残念ながら日本の翻訳レベルは非常に低く、翻訳本も翻訳者によっては、原作者が伝えたい気持ちが全く壊されているものも多数あります。私は、前職で、英語でインタビューしてきたわけですが、コミュニケーションはエネルギーのやり取りであり、相手のエネルギーを理解することが全てです。言葉はエネルギーを表現するものであり、言葉だけに着目してもダメなのです。なぜなら、自分のエネルギーを言葉を使って上手に表現できる人もいれば、できない人もいるのです。その人が何を伝えたいかは、その言葉の裏にあるエネルギーを読み取らなければ理解できないわけです。文章も同じです。原作者が何を伝えたいかは、文字だけが全てではありません。(政治や経済など証拠社会は、言葉が全てですけれど、つまりは、本当はそういう意味で言ったわけでもないのに、言葉にしてしまえば、言葉が本物となってしまうわけです)

以前、友達に「あなたは自分が得たことを惜しみなくすべて伝えるのね、私はそうはできないわ」と言われたことがありました。なぜ?と聞くと、「自分でできるだけ調べて努力して、それでもわからないことは教えてあげる」と言いました。私はそうは思わなく、調べるとこんなに時間がかかっちゃうから、私に聞いた方が早いわよといつも思っています。もちろん、英語で直接ご自身が理解することが何より一番ではあります。解釈は十人十色でもありますから。もちろん、それをオススメします。しかし、正しく相手の気持ちを理解するレベルにまで英語力をつけるのは、すごく時間もかかり、すごく勉強もしなくてはならなく、すごく大変で、その間、本来はマジカルな世界のことを知りたいのに、それを学ぶ時間を削らなくてはならないわけです。ましてや、ハッキリ言って、残念ながらTOEIC900点持ってても、理解できるとは限りませんから!真に理解するためには、チャネリング+エネルギーリーディング+英語力かなと思います。

話が少し反れましたが、現代では、単独で活動する魔女を、マジカル・プラクティショナーと呼び、魔術をマジカルワークと呼ぶことが多いです。なので、私もこの言葉を使っています。英語では、マジックは正しくはmagicというスペルですが、これは手品も意味するので、マジカルな世界を指すときは、magickとkを付けることもよくあります。

また、マジカル・プラクティショナーは、マジカルワークの他に、シャマニックワークも用いることが多いです。シャマニックワークとは日本ではシャーマニズムとも呼ばれますが、欧米での定義とは少し違います。一般的にシャーマンというと、欧米では、基本的にネイティブ・アメリカンの伝統を指し、その知恵を基にするワークをシャマニックワークと呼びます。語彙としてのシャーマンやシャーマニズムは、広い民族を示すかと思いますが、欧米で、特にこのような世界観の中では、シャマニックワークというとネイティブアメリカンの伝統に根ざしたワークを指します。

スピリチュアルワークは、高い波動のエネルギーを自分のエネルギーに流すことにより、ヒーリングをしたりエネルギーアップをします。神聖なるエネルギーをそのまま使います。

マジカルワークは、神聖なるエネルギーを複数引き寄せ、ミックスすることにより、自分の意図に合わせたエネルギーを作ります。

特に順番ということはありませんが、スピリチュアル・ヒーリングのワークを最初にしばらくの期間使い、自分自身を浄化、ヒーリングすること、さらには、スピリチュアルワークを通して全般的にエネルギーというものがどう作用し、どう動くかを理解し、エネルギーリーディングができるようになること、そしてチャネリングができるようになったら、マジカルワークは理解しやすく楽しいものとなるでしょう。

このようなプロセスで学んでいけるのも、ミラクルヒーリングアカデミーの特徴です。